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小児矯正の新しい選択肢「インビザライン・ファースト」
お子さまの歯並びが気になり始めたとき、「いつから矯正を始めればいい?」「痛い装置はかわいそう…」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
小児矯正の選択肢の一つとして、近年注目されているのが「インビザライン・ファースト」です。
これは、透明なマウスピースを使った、目立たず痛みが少ない矯正方法です。
今回は、このインビザライン・ファーストについて、メリットや注意点を含めて詳しくご紹介します。
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Contents
1. インビザライン・ファーストとは?
インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯が混在する時期(混合歯列期)、一般的に6歳から10歳頃のお子さまを対象としたマウスピース型矯正装置です。
従来の小児矯正(I期治療)の主な目的は、顎の成長を促し、永久歯がきれいに並ぶための土台(スペース)を作ることでした。
インビザライン・ファーストは、この「顎の拡大」と「歯を並べる」という二つのステップを同時に行うことができるのが大きな特徴です。
💡 対象となる主な歯の状態
- 前歯の永久歯が生え始めた頃
- 奥歯の「6歳臼歯(第一大臼歯)」が生えていること
この時期に治療を行うことで、お子さまの成長する力を最大限に活用し、将来の本格矯正(II期治療)の必要性を減らしたり、治療をよりスムーズにしたりする効果が期待できます。
2. インビザライン・ファーストの5つのメリット
透明なマウスピース型の装置ならではのメリットは、お子さまの治療への負担を大きく軽減します。
3. 知っておきたいデメリットと注意点
非常に多くのメリットがあるインビザライン・ファーストですが、成功させるためにはいくつかの注意点があります。
1. 装着時間の厳守が最も重要!
最大のデメリットは、お子さま自身の協力(自己管理)が必要なことです。
- 1日20〜22時間以上の装着が必須です。
- 食事と歯磨き以外の時間は、基本的に装着していなければ効果が出ません。
装着時間が守れないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びたり、最悪の場合、治療が失敗に終わる可能性もあります。保護者の方のサポートが不可欠です。
2. 食事や水・お茶以外の飲み物は禁止
マウスピースを装着したまま食事をしたり、砂糖入りのジュースなどを飲むと、マウスピース内に汚れや糖分が溜まり、むし歯になるリスクが高まります。
必ず外して飲食し、食後は歯磨きをしてから再装着しましょう。
3. 費用は保険適用外(自費診療)
インビザライン・ファーストは、健康保険が適用されない自費診療です。
費用については、事前に歯科医院でしっかりと確認しましょう。
まとめ
インビザライン・ファーストは、「目立たない」「痛みが少ない」「衛生的に保ちやすい」という、お子さまにとって大きなメリットを持つ小児矯正の治療法です。
しかし、治療の成功は「決められた装着時間を守ること」にかかっています。
お子さまが治療の重要性を理解し、前向きに取り組めるよう、保護者の方が優しく見守り、サポートしてあげることが大切です。
お子さまの歯並びが少しでも気になりましたら、まずは一度、ご相談ください。
最適な治療開始時期や方法について、詳しくアドバイスが受けられます。
奈良県香芝市で小児矯正をお考えであればよしむらファミリー歯科へご相談ください。