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グラグラの乳歯、家で抜いても大丈夫?歯医者さんが教える正しい見極め方

こんにちは。奈良県香芝市真美ヶ丘の「よしむらファミリー歯科」です。

お子様の成長を感じる嬉しい瞬間の一つが、「乳歯の生え変わり」ですよね。
「お母さん、歯がグラグラしてきた!」と嬉しそうに報告してくれるお子様の姿は微笑ましいものです。

しかし、親御様としてはふと疑問に思うことはありませんか?
「これって、家で糸を巻き付けて抜いちゃっても大丈夫?」
「放っておけばそのうち自然に抜けるかしら?」

今回は、多くの親御様が経験する「乳歯のグラグラ」について、お家で様子を見ていいケースと、歯医者さんに見せるべきケースの正しい見極め方をお話しします。

1. お家で様子を見て(自然に抜けるのを待って)いいケース

乳歯の根っこは、下から永久歯が成長してくるにつれて自然と溶けて短くなっていきます。
そのため、以下のような状態であれば、無理に抜かずに自然にリラックスして待っていて大丈夫です。

  • 指や舌で触ると、前後左右に大きくグラグラ動く

  • 歯茎から今にも外れそうで、本人が痛がっていない

  • 食事のときに少し気になる程度で、出血もほぼない

このような場合は、毎日の食事や、ご自身でのブラッシングのタイミングでポロッと自然に抜けることがほとんどです。
無理に引っ張ると歯茎を傷つけてしまうことがあるため、自然に任せるのが一番です。

2. すぐに歯医者さんに見せるべき「3つの要注意サイン」

歯をチェックしてもらう子ども

一方で、「そのままにしておくと、将来の歯並びや健康に影響が出てしまう」というケースもあります。
以下の3つのサインが見られたら、一度当院へお越しください。

① 抜ける前に、後ろから永久歯が生えてきた(二重歯列)

特に下の前歯でよく見られる現象です。
乳歯がまだしっかり残っているのに、その後ろ(ベロ側)から永久歯が顔を出してしまうことがあります。
乳歯がいつまでも居座っていると、永久歯が正しい位置に生えてくることができず、将来の歯並びがガタガタになってしまう原因になります。
この場合は、歯医者さんで適切なタイミングで乳歯を抜いて、永久歯にスペースを譲ってあげる必要があります。

② グラグラし始めてから、何ヶ月も変化がない

「半年くらい前からずっとグラグラしているのに、一向に抜ける気配がない」という場合、乳歯の根っこが一部だけ頑固に残ってしまっている可能性があります。
また、稀に「次に生えてくるはずの永久歯が生まれつき足りない(先天性欠如)」というケースもあり、この場合はその乳歯をできるだけ長く持たせるための特別なケアが必要になります。

③ 歯茎が腫れている、子どもが痛がってご飯を食べられない

グラグラしている部分から細菌が入り込んで歯茎が炎症を起こしていたり、大きな「むし歯」のせいで根っこに膿が溜まっていたりすることがあります。
痛みのせいで片側の歯ばかりで噛む癖(片噛み)がつくと、顎の成長の左右バランスが崩れてしまう原因にもなるため、早めの処置が大切です。

3. 歯医者さんで抜くメリットと、将来の歯並びへの導線

「歯医者さんで歯を抜くなんて、子どもが怖がりそう……」と心配される患者様もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。
よしむらファミリー歯科では、表面麻酔(塗る麻酔)を使用し、お子様が痛みを感じないよう細心の注意を払って処置を行います。

定期検診が「きれいな歯並び」への第一歩

生え変わりの時期に定期検診にお越しいただくと、単に乳歯を抜くだけでなく、
「今、顎の大きさが永久歯に対して足りているか」
「将来的にガタガタになりそうな予兆はないか」
をプロの目でチェックすることができます。

もし顎のスペースが足りない兆候があれば、このタイミングで「プレオルソ」「インビザラインファースト」といった小児矯正(一期治療)をご提案し、将来的な抜歯のリスクを最小限に抑えるための「土台作り」を始めることができます。