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大人になってからでも遅くない!歯列矯正の種類
最近SNSで色んな人が矯正しているのを見かけて
「始めたい」と思っている方もたくさんいるのではないでしょうか。
そうは言っても、矯正治療には様々な種類があり、症状に応じての治療範囲も違う上に
どれをすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
なので今回は、大人になってから歯列矯正を考えている方のために、
歯列矯正の種類についてお伝えしたいと思います。
Contents
そもそも歯列矯正って何?
矯正歯科治療(歯列矯正)は、歯並びが悪いことで起こる見た目の悩みや
それを原因として引き起こされるお口の中のトラブルを解決することを目的としています。
例えば、以下のような影響があります。
- 歯並びが気になり、笑顔や人との会話に自信を持てない
- 発音が不明瞭になる場合がある
- 食べ物がうまく噛めなく、食事の際に気になる
- 口呼吸になり口臭等の原因に
- 歯の磨き残しが出やすく、虫歯や歯周病の原因に
歯並びで悩んでいる方はこういった悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
また、虫歯や歯周病を長らく放置しておくと
抜歯せざるを得ない状況になってしまう可能性もあります。
矯正歯科治療は見た目がキレイになって、自信が持てるだけでなく、
将来の歯をより健康に保ち、食事をしっかりと楽しめるようになれます。
矯正歯科治療の種類
それでは、矯正歯科治療の種類について簡単にご説明します。
今回は、代表的な3つの種類(治療法)を見ていきましょう。
その3つとは、「ワイヤー矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」です。
ワイヤー矯正とは
歯の表面に「ブラケット」と言われる矯正装置を設置した上でワイヤーを通すことで、
矯正をしたい方向にしっかりと力をかけることで歯を移動させる治療法です。
また、歯の表側に装置を着けるため「表側矯正」とも呼ばれることもあります。
メリット
- 適応範囲が広い
- 様々な症例(歯並び)の治療ができる
- 取り外しの必要がない
デメリット
- ワイヤーや矯正装置が目立つことがある
- マウスピース矯正等に比べ、痛みが出やすいことがある
- 金属アレルギーの方は装着が難しいことがある
- 矯正装置が外れるのを防ぐため、食べ物に気を使う必要性が出てくる
裏側矯正とは
表側でなく、歯の裏側にブラケットを設置しワイヤーを通します。
上記の表側矯正(ワイヤー矯正)と同じく、矯正したい方向に適切な力をかけることで
歯を移動させます。
また、舌側に取り付けるので「舌側矯正」とも呼ばれることがあります。
その上で、歯の裏側は複雑な形状をしているため、歯科医師や歯科技工士の
より高い技術が必要となってくる矯正です。
メリット
- 表側矯正(ワイヤー矯正)と同様、取り外し不要
- 外側(歯の表面側)からは、矯正装置が目立ちづらい
デメリット
- 表側矯正(ワイヤー矯正)に比べて歯科医師や歯科技工士の手間や高い技術が必要
- 費用がやや高く、表側矯正よりも適応範囲が限られる
- 金属アレルギーの方は装着が難しいことがある
- マウスピース矯正等に比べ、痛みが出やすいことがある
- 矯正装置が外れるのを防ぐため、食べ物に気を使う必要性が出てくる
- 慣れるまで発音しづらい
マウスピース矯正とは
ブラケットやワイヤーは使わず、透明のマウスピース型の矯正装置をします。
専用の機器で1人1人の歯型を採取し、マウスピースを作成します。
また、治療が進むに合わせてどんどんその時の歯型に合わせたマウスピースと
交換していくことで歯を動かし、よりキレイな歯並びへと近づけます。
メリット
- 日常生活では周囲の人がほぼ気づかない
- 取り外しができるため、食事の制限がなく歯磨きも出来る
- ワイヤー矯正と比べて痛みを感じにくい
- 金属アレルギーの心配がない
デメリット
- 適応できる症例(歯並び)に限りがある
- 1日に必要な装着時間を守らないといけない
- マウスピースの洗浄などが必要
矯正治療に入る前にもし、虫歯や歯周病が進行している場合には、先にそちらの治療を行い、
虫歯や歯周病を完治させてから歯列矯正を行う場合もあります。
しかし、こういったことは歯医者の歯科医師がしっかりと診察してくれるので、安心してください。
また、矯正治療中は、矯正器具に不具合がないかチェックしたり、
治療の進み具合に合わせて器具を調整するため、定期的に通院する必要があります。
大人になってからの歯列矯正は遅くありません。
むしろ大人になったからこそ、金銭的な余裕も出てきて、
治療スケジュールも立てやすいということもあると思います。
また、一生歯を健康に、大事にしていくことを考えると、
大人だからこそ矯正に取り組む必要性が高いです。
歯列矯正を検討している方、歯並びが気になっている方は、
一度矯正専門の歯科医院で相談してみましょう。