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定期検診を受けるおすすめのタイミング

歯の定期検診は、どんなタイミングで受けたらいいのでしょうか?
定期検診を受けるおすすめのタイミングについて、ご紹介していきます。

定期検診を受けよう

歯の定期検診、受けていらっしゃいますか?面倒だから行っていないという方も、いらっしゃるかもしれません。自分で歯磨きをしていれば、大丈夫だと思っている方も多いでしょう。
しかし、歯科医療従事者だって、歯磨きだけで100%汚れを落とせるわけではありません。日々の歯磨きだけでは、歯周病や虫歯の原因となるバイオフィルムを取り切ることはできないのです。そのため、定期的にプロのケアを受けています。

また、もし虫歯や歯周病などになってしまったとしても、定期的に検診を受けていれば初期の段階で発見することができます。初期の治療なら簡単に終わりますので、結果的に時間やお金の節約にもなります。ぜひ、定期検診を受けましょう。

定期検診を受けるタイミングは、人によって違う

定期検診を受けるタイミングは、人によって違いますが、基本的には4~6ヶ月に一回くらいがおすすめです。 4~6ヶ月に一回検診を受けていれば、95%の方は高齢になっても自分の歯で食事ができるというデータもあります。
ただ、お口の状況は人それぞれ違います。そのため、お口の状態を総合的に判断して、定期検診のタイミングを決める必要があります。

歯周病の方

歯周病の方は、歯や歯茎の状態によって変わってきますが、1ヶ月~3ヶ月ごとに定期検診を受けると良いでしょう。
歯石が付いていたり歯肉が腫れている状態の時は、2日に一回や一週間に一回施術を受け、症状が落ち着いたら1ヶ月後、状態が良ければ2ヶ月後というように、徐々に定期検診の間隔を伸ばしていく場合が多いです。お口の状態によっても違いますので、かかりつけの歯科医院で聞いてみましょう。

歯の汚れが気になる方

歯の汚れが気になる方は、3ヶ月に一度くらいプロのケアを受けると、きれいな歯を維持できるでしょう。
歯ブラシではなかなか落としきれない汚れ、茶渋やタバコのヤニなどがついてしまう前に、歯のクリーニングをすると汚れが定着しにくいです。また、クリーニングしたあと歯がツルツルしているうちは、着色汚れがつきにくいというデータもあります。こまめに歯のクリーニングを受けましょう。

妊婦の方

基本的にはいつでも検診を受けることができますが、できれば安定期に定期検診を受けましょう。悪阻が終わった頃(人によって違いますが、だいたい妊娠4ヶ月ごろ)から、妊娠8ヶ月ごろまでがおすすめです。虫歯などが見つかった場合は、治療に何度か通わなければならない可能性がありますので、できれば早めに検診を受けましょう。
特に妊娠中は、ホルモンバランスが変わったり、悪阻で歯磨きが難しくなったりするため、虫歯や歯周病になりやすいです。また、妊婦の重度の歯周病が、早産や低体重児の出産につながるというデータもありますので、ぜひ検診を受けましょう。

子どもさん

乳歯が生え始めたら、定期検診を受けましょう。3~6ヶ月に一回がおすすめです。子どもの歯はまだ未熟で歯質が弱く、虫歯になりやすいです。虫歯になってしまうと特に進行が早いため、定期的にチェックしてもらいましょう。
また、子どもの歯には虫歯予防のフッ素コーティングを推奨します。このフッ素コーティングの効果は、3ヶ月ほどと言われていわれていますので、3ヶ月に一度の定期検診がおすすめです。

健康なお口の方

普段から歯磨きが上手にできている方、歯周ポケットが3mm以下の健康な歯茎の方、歯並びがよい方など、お口が健康な方も、4~6ヶ月に一度は定期検診を受けましょう。

定期検診で何をするの?

定期検診では、どんなことをするのでしょうか?

1,虫歯のチェック

専門的な虫歯のチェックを行います。痛みがない、ごく初期の虫歯も発見することができます。

2,歯茎のチェック

歯茎の色や腫れ、出血の程度を診たり、プローブを使って歯周ポケットの深さを測ったりします。

3,歯垢のチェック

歯垢や磨き残しが、どこにどのくらいあるかをチェックします。染め出し液などを使うこともあります。

4,ブラッシング指導

磨き残しがある場合、歯磨きの仕方などをご案内します。歯磨きの仕方は、その方の歯並び等によって違います。ご自身に合った歯磨きの仕方や、フロスや歯間ブラシの使い方などのアドバイスを受けることができます。

5,歯のクリーニング

歯磨きでは取れない「歯石」や、「着色」、「バイオフィルム」などの汚れを、歯科医院専用の機械や器具を使って落とします。歯がスッキリと白くキレイになり、ツルツルで気持ち良くなります。

6,入れ歯の調整

入れ歯を入れている場合、合わなければ調整をします。部分入れ歯はもちろん、総入れ歯の場合も、だんだんと入れ歯の土台部分が減ってくるため合わなくなる方が多いです。歯科医院専用の材料を使って、入れ歯の調整をします。

7,歯科相談

お口に関わること全般の、相談ができます。歯ぎしりや顎関節症の対策や、歯と歯の噛み合わせの調整などもできます。また、食べ物を噛んで飲み込む事に関する相談も可能です。

 

8,お口周りの病気のチェック

歯茎や舌、粘膜、唇、口角などのチェックをします。お口の病気の中には、口腔がん等重篤な病気もあります。もし気になる事があれば、歯科医に相談してみましょう 。

まとめ

定期検診を受けるタイミングについて、ご紹介いたしました。人によって違いますが、4~6ヶ月に一度、定期検診を受けるといいでしょう。
また、忙しかったりして定期検診の時期を過ぎてしまう方も多いです。時期を過ぎてしまうと、なんとなく行きづらくなってしまいますね。
忙しくて検診時期を過ぎてしまうのは、仕方がないことです。気になさらずご自身のタイミングで予約し、定期検診を受けてください。年末年始などの長期休暇前後は混み合いますので、余裕を持って予約をしましょう。
また、検診の予定前でも、歯の痛みや違和感など気になることがあれば、早めに歯科医院へ行きましょう。早期発見、早期治療で、大切な歯を末永く守ることができます。

 

早い時期から診察を行うことが重要です。